竹内こども歯科クリニック
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お父さんお母さん。急がないで!科学的根拠に基づいた歯列矯正
福岡の小児歯科治療における死亡事件に関しての当院の考え
保険で出来る歯科矯正とは
自立支援医療(育成医療)とは
初期むし歯は削らないで!!
知ってますか!歯医者の世界は削ってナンボの世界
低年齢のむし歯治療はトラウマになる?
氷食症って!何!
"受け口"の早期治療に矯正器具ムーシールド
歯科用レントゲンの放射線について

お父さんお母さん。急がないで!
科学的根拠に基づいた歯列矯正

 色んな食べ物に旬(一番おいしい時期)があるように、人間には適齢期というものがあります。歯列矯正にも適齢期があります。
 以前こんな患者さんがいました。Aくん(4歳)。乳歯の段階で歯並びはもうガタガタ。ご両親はすごく心配されていましたが、“もう少し待って適齢期が来たら矯正を考えましょう”とお話をしていました。次の健診で来院されてビックリ仰天。上あごを急速に拡大する装置が入っていました。インターネットや周りの友達から早期治療を勧められたのか、ご両親が相当焦って他院での矯正治療開始でした。当院で矯正を担当している矯正歯科学会認定の矯正指導医によると、4歳から上顎拡大しても、小学校に入ってから拡大しても結果は恐らく一緒でしょうとのこと。ちゃんと分析・診断をしているのか、また矯正認定医なのか、それを心配していました。
 今マスコミなどで様々な矯正に関する情報が氾濫しています。当院では、矯正歯科学会認定の矯正専門医による“科学的根拠に基づいた歯列矯正”を行っています。矯正装置はむし歯になりやすい装置が多いのです。一番良い時期に短期間で効果的に装置を入れてあげた方がお子様本人も楽なのではないでしょうか。周りを見て、焦りを覚えられる保護者様も多いでしょう。
 当院では、頭蓋骨・上顎・下顎のレントゲンと永久歯の数・位置を確認するレントゲン各1枚と石膏模型での顎の大きさ・歯の大きさ、また患者さん本人の横顔・正面顔、肉付きなどをトータルで分析し、科学的根拠に基づいて分析・診断した結果によって、矯正の適齢時期・期間・使用装置をお話しします。
 一度、“科学的根拠に基づいた”お話を聞かれてはいかがですか?


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福岡の小児歯科治療における死亡事件に関しての当院の考え

 1月15日にマスコミが報じた福岡市の、2歳女児のむし歯治療における非常に残念で悲しい死亡事件に関して、様々な意見や考えがインターネット上を賑わせています。まだ事件の内容が詳しく分からないため、中には非常に偏った意見や誤った情報が錯綜していますので、当院の基本的考えをQ&A形式で述べたいと思います。
 以下の文章で、この保護者を決して責めたりはしていませんので、誤解のないようにお願い致します。

Q1:まだ2歳の子の歯科治療に麻酔を使うの?
A1:当院でも2歳以下で麻酔注射を使うことがありますが、そのほとんどは外傷による歯牙の脱臼固定や口腔内の唇・舌・歯肉の裂傷の縫合によるものです。ただ稀ですが、ひと月に一人いるかいないかの割合で麻酔注射を使ってのむし歯治療があります。この場合は痛みを引かすというより、安全に・子供に楽に・正確な治療ができるラバーダムという器具を使うのですが、これを保持するために、ごく少量の麻酔(6歳児治療に使う量の3〜4分の1量)を保護者に説明・同意のもと使用します。もちろんお子さんの状態(目の動き・呼吸のリズム・唇の色・手足の指の動きなど)を観察しながら治療を行います。

Q2:ゴムのシート(ラバーダム)は必要なの?
A2:低年齢こそラバーダムが必要なんです。歯科治療には非常に危険な器具を使うことが多く、低年齢の子は治療途中に突然動いたりするため“けがをさせないように”“器具や薬品の誤飲を防ぐために””正確な治療をするために“非常に有用な器具です。もちろん、風邪などで鼻づまりで鼻呼吸が出来ず、口呼吸でも苦しそうな場合、予約を取り直してもらうか、ラバーを使用しない簡単な治療をするかします。お母様や本人の都合でやむを得ず治療する場合は、ラバーを持ち上げ口呼吸できるようにしながら、口の中に水がたまって苦しくないかなど、注意を払いながら治療を行います。低年齢では鼻呼吸が不完全なので使うべきではなかったとの報道がありましたが、これは普段からラバーダムを使っていない、ラバーダムの有用性・安全性が理解できない歯医者のコメントと思われます。
 またラテックスアレルーギーがあった可能性も否定できません。当院では、ラッテクスフリーのラバーダムも用意しています。

Q3:2歳で麻酔を使うような治療は必要なの?
A3:今回の福岡の件では情報が少なく、あくまでも私の推測ですが、このお子さんの奥歯に相当大きな、かつ緊急の治療を必要とした、むし歯があったと思われます。なぜ奥歯かというと前歯のむし歯の場合、保護者にとって見やすく、歯ブラシやフロスなどで、う蝕の進行をコントロールをしやすい歯だからです。
 乳歯の奥歯は2本あって、1本は平均11歳、もう一つは12歳にならないと生え変わりません。このお子さんの場合、後8〜9年持たさないといけない歯です。そのため2歳でも治療となったのでしょう。また、むし歯になった歯質を取り残すことなく、治療時の痛みを感じさせないようにするためには、どうしても麻酔注射は必要で、この先生の治療方針自体は間違っていなく、仕方がなかったかなと思います。
 ただ後の対応が良くなかったですね。私なんか、唇が紫になってたら“わっ。チアノーゼや救急処置が必要や!!”って正直焦るでしょうし、脈拍測定・気道確保・酸素吸入をしながら救急車を呼ぶ手配をするでしょう。
当院で同じ症例の場合、基本は進行止めと歯質強化の成分の入ったセメントでカリエス・アレストメント(う蝕抑制)を何回か行って、少なくとも3歳過ぎてからの治療を考えます(保護者が望めば、う蝕抑制を続けます)。ただし、進行抑制が効かず歯髄炎から抜髄(神経を取る)になりそうな場合は治療をしますが、決してレストレーナーという子供を物のように縛り付けるような強制治療は行いません。

Q4:そもそも歯科治療に麻酔は必要なの?
A4:皆さん痛いのはお好きですか?麻酔なしで歯科治療をしても良いですか?
大の大人でも痛いのは嫌です。ましてや乳歯は永久歯よりも歯質が薄く、かつ軟らかく、もっと痛く感じます。だから小さな子供でも麻酔は必要です。泣かれたり痛いと言われたら困るので、見えるところだけを、ちょちょっと取って外から分からないように白い詰め物をしている子を何と多く見ることか。そんな治療でも良いですか。
 誤解しないでほしいのですが、麻酔を使てでも、むし歯を全部取ってやろうとした この先生を責めないでと思います。ただ何回も言いますが、子供さんの様態が急変した後の対応は責められても仕方がないでしょう。

Q5:どうせ生え変わるから放っておいたらよかったのに
A5:乳歯は生え変わるから、むし歯があっても放っておいて良い。という考えがいまだにありますが、大きな間違いです。
 最初に、乳歯のむし歯の進行のお話をしましょう。乳歯の歯質は非常に柔らかく、一度むし歯になると進行が速いという特徴があります。乳歯のむし歯がひどくなると、まず本人に痛みが出ます。大人と違って、痛みを感じる期間が短く、すぐ神経が死んで神経が腐っていきます。それを放置しておくと、歯ぐきに膿が貯まります。この腫れは痛みが出ないので本人や保護者が気付きにくいのが、やっかいなところです。ここで歯科医院で治療を受ければ、まだ乳歯は助かります。これもほうちすると歯冠が崩壊して歯の形がなくなり、歯医者で抜くか溶けてなくなり根っこだけになっていきます。
 次に、乳歯のむし歯を放置したらどんな害があるでしょう。
まず本人に激痛がきます。痛いから硬いものを食べなくなるでしょう(偏食です)歯が絶えず気になって集中力が落ちてくるでしょう。
膿になるとひどい口臭を発して、お友達から嫌われるでしょう。
 歯が早期になくなりました。前歯の場合、なくなった隙間から舌を突き出す癖(舌突出癖)がついて、正しい発音が獲得できにくくなります(何を言っているのか聞き取りにくくなります)奥歯の場合、周りの歯が隙間を埋めようと移動してきます。つまり歯並びが悪くなります。
 乳歯にむし歯が多い環境の中に、生えてきたばかりの軟らかい永久歯(生まれたての赤ちゃんの皮膚がマシュマロのように柔らかいのと同じ)が無事でいられると思います?永久歯が生えてきたから今までの食生活を変えるぞ!って、すぐに変えられます?だから乳歯のうちにお口の中の環境を良くしておかないといけないのです。

 今回の事故は決して起きてはいけない、悲しい事故です。また全容がわからないので軽々しく論じるのも控えたいと思います。今回のことを肝に銘じて明日からの診療にあたりたいと思います。

 お冥福をお祈りいたします。合掌。


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保険で出来る歯科矯正とは

 厚生労働大臣が定める下記の疾患に起因した咬合異常または顎離断等の手術を必要とする顎変形症の手術における療養に限り保険診療の対象となります。

*厚生労働大臣が定める主な疾患
唇顎口蓋裂・6歯以上の先天性部分性無歯症・ダウン症
顎離断手術を必要とする上下顎前突・顎変形症
詳しくは院長にご相談ください。


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自立支援医療(育成医療)とは

 身体に障害のある児童(18歳未満)が早い時期に手術等の治療を行い、障害の除去または軽減を図り、生活能力を得させることを目的とした必要な医療を指定医療機関で受けられること。
 歯科では唇顎口蓋裂に起因した音声・言語機能障害を伴うものであって、鼻咽喉閉鎖機能不全に対する手術以外に歯科矯正が必要な者。
 自己負担は1割ですが、疾病や保護者の所得の状況に応じて月額上限が設けられます。
 詳しくは、明石市福祉局障害福祉課(TEL.078-918-1344)にお問い合わせください。

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初期むし歯は削らないで!!
知ってますか!歯医者の世界は削ってナンボの世界

 この前、悲しく寂しいことがありました。当院で2歳から定期健診で診ていた小学校3年生の子が救急で来院しました。生え変わりが近いことによる歯茎 の炎症が原因だったため簡単な乳歯の抜歯となりました。その後検診したところ、愕然としました。乳歯と永久歯の奥歯に鋳造した銀が入っていたのです。
 私のところでは、乳歯には鋳造の銀の詰め物は一切しません。2月に定期健 診があって、その時は初期むし歯はあるものの、むし歯菌の検査も良く、生活 状態や歯磨きにも大きな問題がないため予防中心に経過観察をしていた子でした。お母様にも、歯を削って詰める場合、詰め物が取れないように割れたりしないために、実際のむし歯の何十倍もの健康な歯を削らないとダメなんです。 また詰め物と歯の境界線は目で見てスムーズに移行して見えても、顕微鏡レベルで見ると段差があって、そこからむし歯が再発しやすいので特に初期 むし歯は出来るだけ削らない方が良いですよと、何回もお話ししていて理解してもらっているものと思っていました。
 今回、6月に予定していた4か月間隔の定期健診を連絡なしキャンセルされて いました。他の歯科医院に浮気されていました。わずか数カ月で銀にしなければ ならないむし歯に移行することは、ないことはないですが・・・・・。
何が悲しく寂しいかって?私と衛生士の子供達への思いが通じていなかった、力不足だったんだなあって。
 昔、私の歯科医院で研修をしていた若い歯科医師がいました。当然、初期むし歯は削らないよう指導していました。その先生が県外の診療所に就職して患者を診ていたところ、院長室に呼び出されてこっぴどく怒られたそうです。
“なんで奥歯のむし歯を削らず見逃すんや!お前は俺の診療所をつぶす気か! お前給料泥棒や!“ってね。
 歯医者の世界は、成果主義。つまり、削ってナンボ なんですよ皆さん。

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低年齢のむし歯治療はトラウマになる?

 低年齢の子のむし歯治療を無理にすると将来トラウマになるから、その子が理解するまで協力性が出るまで治療しないという考えがあります。本当にそれで良いのでしょうか?
 乳歯のむし歯の進行はとても速いものなのです。協力性が出るまで歯科のトレーニングばかりでひどいむし歯になってきたお子さんを沢山診てきました。中には幼稚園児にもかかわらずひどいむし歯を放置され(毎月通院していた)根まで溶けて保存できなくて12歳頃に抜けるはずの歯を抜歯せざるを得なかった患者さんもいました。
 治療しなければならない場合、頑張ってでも治療しなきゃ
これ、僕の考え。でもやりっぱなしはだめ。僕らは全力で励ましながら・褒めながら、痛くない治療を心がけて診療にあたっています。そして治療が終わってからここからがもっと大切。お母さんも含めて全員でその子の頑張りを褒めます。一切ネガティブなことは言いません。困難を乗り越えた達成感を伸ばすんです。
 新一年生のSちゃん、近所のおばちゃんに“グラグラのこどもの歯を抜いてもらいに行くの!”、“歯医者は怖いとこなのに変わった子ね”と言われましたと笑う母。 あんなに大騒ぎして治療したなんて忘れちゃったのかな。こんな子がいっぱい。
 最後に、トレーニングに通うばかりでえらいことになった症例をご紹介します。
 様々な考え価値観があります。皆さんはどう思われますか?
泣かなくなるまで・本人が
理解するまで待っていいの?

4歳の女の子

5歳の男の子
2本の根っこの中央部と右側の根が膿によって溶けています。12歳までもたせなきゃいけないのに(黒くなっている部分) 左下の奥歯の中央部がむし歯でからっぽ(大きく影になっている)真ん中の歯もむし歯を取らずに詰めただけ、周りがむし歯だらけ
ちなみに2人とも全然泣かずに上手にできました
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氷食症って!何!

 最近、来院した患者さんで “いつも氷をかじっている” “氷を食べないとイライラする”って子どもさんがいました。
そしたらウチの衛生士が「私の母も同じ症状があって、調べてもらったら氷食症っていう病気で鉄欠乏症なんですって」 皆で「へえ〜そんな病気があるんや」などと話しておりましたところ、スタッフの1人の顔色が変わりました。「ウチの子も氷がないとダメなんです。冷凍庫の氷が朝一杯が夜には無くなっているんです。ただの氷好きだとばかり思ってた、今度調べてもらおう。でも鉄欠乏症と言っても貧血も何もない元気な子なんですけど」って、念のため調べてもらったらやはり鉄欠乏によるものと言われたそうです。そしたら定期健診にも似たような子が何人も。
 周りに氷大好き、氷がないと生きていけない!なんて子どもさんいませんか!?

*氷食症
原因:主たる原因は鉄欠乏 前駆症状として貧血のない鉄欠乏症
症状:基本症状は氷を強迫的に食べずにはいられないこと
治療:鉄剤(フェロミア)1日1〜2回内服で1ヶ月ほどで改善する
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ムーシールドとは
受け口を治すのは早ければ早いほど

ムーシールド

 受け口の改善は早ければ早いほど良いと言われています。
当院ではムーシールドという矯正器具を使って早期治療を行っています。
早期と言っても、なぜ矯正をしなければいけないのか理解し協力してくれる年齢、大体幼稚園入園を目安にしています。
 ムーシールドというマウスピースを夜寝ている時ずっとと、夕方5〜10分装着するだけです。
Before>>
Before Before
After>>
After After
上の写真は7歳の子で2011年1月開始、11月には改善しました。
 また遺伝性が強く将来本格矯正(上下にワイヤーが入るケース)や外科矯正が必要な受け口も、このムーシールドをすることによって将来の矯正が楽に、短期間になる可能性が高くなります。
 費用は12〜13万円くらいです。
Before>> After>>
Before After
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歯科用レントゲンの放射線について
 

 私達は、目に見えませんが宇宙や地面など自然界から放射線を受けています。日本では年間1500マイクロシーベルト(以下μSvと略します)です。(1日平均4μSv)
 歯科のレントゲンでの放射線量は、昔ながらの現像タイプの小さいデンタルレントゲンで10〜40μSvです。また、全体が写るパノラマでも20μSvです。ちなみに胃のレントゲンは2700μSv、CTは500〜6800μSvです。
 当院のレントゲンは少ない線量でコンピューター処理をするデジタル化をしており 現像タイプの5分の1〜10分の1の放射線量ですのでさらに安心です。撮影室も放射線を通さない鉛の壁と鉛入りのガラスで覆われていますので外に漏れることはありません
 レントゲン撮影によって得られる情報は非常に多く、かつ重要なものです。歯と歯の間の肉眼では見えない虫歯や歯を支える骨の状態などはレントゲンなしでは見えません。正しい診断に役立つ非常に有効なものです。
 また、胎児に影響のある放射線量は10万μSv〜25万μSvでかつ防護用のエプロンを使用しない場合です。

ご理解のほどお願い致します。

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